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March 09, 2008

パドリング考 9回目

パドリング考 9回目は波を利用した漕ぎ方です。

○波を利用した漕ぎ方

「漕ぎ方」っていうのとはちょっと違うかもしれませんね。

急に風が強くなり、波が高くなると言うのは海ではよくあることです。
フィッシングカヤックを始めた季節が冬と言うこともあり、最初の3回の釣行で3回経験してます。(笑)

こんな経験をしないに越したことは無いのですが、自分のスキルを十分に理解してるつもりですし、あらかじめ予報をしっかり見ても、天気の急変を読めなかったんだから仕方ありません。(冬に出るって事は急変を多少覚悟してる部分もあります。)

そんな時でも、あわてずに落ち着いて漕ぐための基礎知識として波を利用した漕ぎ方「波がある状況での漕ぎ方」を覚えて欲しいと思います。

波がやや高い時にカヤックを漕ぐ場合はいくつかのセオリーがあります。
まずとても大事なのは「波に対して平行に艇を向けない」ということです。つまり、真横にならないと言うことです。
カヤックを含めて大きな漁船でも、船は前後方向に転覆することは余程の状況でなければ まずありませんが、左右に対しては比較的簡単にひっくり返りますので、波の力を真横から受けないためです。当たり前な感じですね。

もう一つ大事なことは「漕ぐのを止めない」ことです。スピードを失うとバランスをとるのが(ほんの少しですが)難しくなります。自転車で進んでる時と止まってる時とでどちらがバランスをとりやすいかって言えばわかってくれるでしょうか。実際には横幅もあるので止まっていても自転車ほどバランスとりにくくは無いのですが、推進力があったほうがバランスがとりやすいです。

良くないのが、波で「グラッ」と揺れた時に思わずパドルを上に上げてバンザイしてしまうことです。
ある程度のスキルも必要ですが、スカーリングが巧くできるぐらいの人でしたら、水中にパドルが入っていればそれでバランスをとれます。

波を正面から受ける場合(沖に向かう場合)は波にタイミングを合わせてしっかり「波頭をパドルでキャッチ」し、乗り越えてください。波頭をキャッチするのもセオリーの一つです。波頭は位置エネルギーが最大のポイントですから、水の動きとしては止まった状態です。(これから下に動きますが)しかも沖に向かう場合は前から後ろに進んで行きますし、一番近い水面ですから、これほどキャッチ&ストロークしやすいポイントはありません。

波に後ろから押される場合(岸に向かう場合)は波と直角で無い場合はスターンを押されて艇は横を向こうとしますので、横向きにならないためにも こまめにスイープを入れて向きを修正してください。
かといって波と直角だと長い艇はバウが水中に刺さってエンダーするかもしれません。
やや斜め向きに、横向きにならない様に修正しながらというのがベストかもしれません。(フィッシングカヤックで実験してないので分かりませんが、きっちり直角よりは安心して乗っていられると思います。)

また、波によって押されるために艇のスピードは速くなったり、遅くなったりします。それほど波のタイミングにあわせて漕ぐ必要は無いですが、スピードが無い状態でいきなり速くなるとバランス崩しやすいので、スピードに差がでないように遅くなったときはよりしっかり漕ぎます。


こんな状況を想定してみます。
沖から周期的に波・うねりが入ってきます。
風はやや沖から陸に吹いていますが、それほど強くありません。(遠くに台風や強い低気圧がある場合はよくある状況です。)
行きたいのはやや横方向です。

Photo

このような状況でどうするか、前回のフェリーグライドでだいたい予想がつきますね。
こういうときはまっすぐ上陸ポイントに向かわず、やや陸方向、行き過ぎたようなら、やや沖方向という感じで上陸ポイントに向かいます。陸に向かうときは波も押してくれるのでちょっと楽できるかもしれません。
注意するのは向きを変えるときです。先ほども書きましたが、波に対する基本は波と平行にならないようにすることなので、一瞬、横を向くことになりますので、そのタイミングで波を受けないように波が来ないタイミングで向きを変えます。

ちょっとマニアックな内容だったでしょうか?
こんな状況に陥らないようにするのが理想でしょうね。

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Comments

それでも敢えて真横から波を受けながら進むことを快感に感じてしまう僕はドMなのでしょうか?
スプレースカートに波を被るような状況になると、思わず「おおお~」と声が出てしまいます。

Posted by: ほげた | March 09, 2008 at 01:12 AM

軽くMでしょうね。沈してロール繰り返しながら漕ぐのが好きならドMでしょうね。
ワタクシも波に向かっていくときに軽く艇が浮いてボトムで水面をたたくのは好きですが、特別な性癖はありません。たぶん

Posted by: J-Yamada | March 09, 2008 at 04:26 PM

こんな状況になると最後の上陸もピンチになりますね。

特に初めての場所だと上陸ポイントのセレクトが難しいです。
この前は、波に乗って浜に突撃しようとしたら、若干スピード不足なのもあって(自分のMini-Xが加速鈍いせいか、波乗るのにタイミングよく逃します)ちょっと斜めになったと思ったら一気に真横向かされそうになりました。
慌ててパドルでスターンにラダー入れてなんとか修正できましたが、失敗したら釣具もろともやばかったかも・・・

こんな状況でまた海に出たのですが、これまたピンチ。
今度は波打ち際まで高い波の為、ドップリ水を被り、さらに具合悪い事に、接岸しているので排水溝から水がなかなか抜けず・・・
重くなったせいで、余計バウが波に突き刺さり水浸し。
結局海に出た時には全身ずぶ濡れ・・・寒かったお〜。

離着岸って一番難しいですね〜。
なんかカッコよく決まる方法あったら教えてください。

Posted by: team K・EのK | March 09, 2008 at 04:30 PM

前に書いたと思いますが、乗るとき、降りるときが一番難しいですよね。加えてサーフの場合はそこで波が立ち上がりますので。
波があってそこからしか出れない・上陸できない場合は多少は波かぶるのも仕方ないかもしれませんね。

Posted by: J-Yamada | March 09, 2008 at 09:32 PM

多少気合いですね。
頑張って突っ込んでみます(笑)

Posted by: team K・EのK | March 10, 2008 at 07:35 AM

風と波を見極めるのもテクニックのうちかもしれないので、無理しないでくださいね。

Posted by: J-Yamada | March 10, 2008 at 10:32 AM

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